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【RIZIN】スダリオ剛 KO後の攻撃によりペナルティ決定&試合後インタビュー
3月21日(日)に、名古屋 日本ガイシホールにて「RIZIN.27」が開催され、第10試合でプロレスラー宮本和志にKO勝ちしたスダリオ剛が、試合後の攻撃によりペナルティを受けることになった。
スダリオは宮本を右フックで倒してから鉄槌で追随し、わずか8秒でKO勝ちを収めた。しかしスダリオはゴング後も攻撃をしてしまい、両セコンドがリング上でもみくちゃになっていた。
試合後にこの行為についてペナルティが課せられることが、RIZINより発表された。RIZIN FF 競技オフィシャルチームからの報告は以下のとおり。
【ペナルティ内容】
赤コーナー・スダリオ剛 レッドカード(罰金:ファイトマネー25%相当)
試合後に行われた反則:KOにて試合終了後、レフェリーの試合停止指示に従わず相手選手に攻撃を続けた(第25条(27)(28))。
宮本和志セコンド・内田ノボル 警告
セコンド規定違反:相手選手への暴力行為(第29条(11))。
スダリオ剛セコンド・エンセン井上 注意
セコンド規定違反:相手選手セコンドの暴力行為に応戦。競技役員の停止指示に従わずに応戦をやめなかった(第29条(13))。
(参考):関連規定
第25条(反則行為)
(27)ラウンド終了の合図が鳴らされたあとでの相手への攻撃
(28)審判員の指示を著しく無視する
第26条(試合前・後に行われた反則の処置)
2.試合前後において試合場、バックステージを問わず、ドクター含む競技役員の指示に従わない場合も、減点もしくは失格など試合中と同様のペナルティが与えられる場合がある。
3.試合終了後に反則が行われた場合、また試合前・中に行なわれた反則が試合後に判明した場合、反則の内容により試合結果が変更される場合がある。
第28条 減点宣告(ペナルティ・カードの提示)の罰金は、次に掲げる各号のとおりとする。
(2)レッドカード宣告1回につき、ファイトマネー25%相当額
第29条(セコンド)
11.セコンドは相手選手および審判員への罵倒、侮辱、暴力行為を行なってはならない。
13.セコンド及び当該選手の関係者が、試合前後において試合場、バックステージを問わず、競技役員の指示に従わない場合、イエローカードもしくはレッドカードが提示され、試合中と同様のペナルティが当該選手に与えられる場合がある。

スダリオは試合後にインタビューでこのように答えている。
――試合後の率直な感想をお聞かせください。
「早く次の試合をしたいです」
――対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
「そんなに変わらなかった気がします」
――試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
「長く格闘技をやっていて、僕に余裕で勝てると言っている選手を一人ずつ殺していきたいです」
――見事な右フックでしたが、その後決まったのに追打をしてしまったのは何故ですか?
「まず、試合する今日までいろいろ溜まっていたものがあって、相手にもそうだしファンにもそうだし、長くやっているファイターたちにも、言ってもまだ2試合しかしていないので当然だと思うのですが、余裕で「この選手と闘ったら負ける」と言われるのが嫌で圧倒的に勝ちたかったのと、あと煽りVとかで「てめぇ」と言われて、何て言うのかな、会見でも言いましたが、本当に殺される覚悟も殺す覚悟もあったので、その通りにやっただけですね」
――レフェリーの静止に気が付かなかった?
「あー、そうかも知れないですな。決まったのかもしれませんが、相手が起き上がろうとしていたので」
――リング上で乱闘のような事が起こりましたが、リング上ではどんなやり取りでしたか?またどんな感情でしたか?
「何だったかな…覚えてないです。僕が相手方のセコンドに押されて、それにエンセンさんが怒っちゃって、逆にエンセンさんを止めることしか考えていなかったです。試合の後、宮本選手に謝りに行って、『僕も変なこと言ってごめんね』と言ってくださってすごく優しい人だなと思って、僕も「興奮してすみませんでした」と言って。宮本選手も「そんなの大丈夫だよ」と言ってくれて、すごく器の大きい人だなと思いました。一緒に写真も撮って、相手のセコンドにも謝ったら『こちらこそごめんね』と言われました」
