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【ONE】内藤大樹 試合前オンライン囲みインタビュー「ONEと契約したときから、ずっとベルトしか見ていない。この一戦にかけている」
12月11日(金)に配信される「ONE: BIG BANG II」に先立ち、内藤大樹のオンライン囲み取材が行われた。
内藤大樹はメインイベントに登場し、元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティー(イギリス)と対戦する。内藤は昨年10月にONEデビューを果たし、3戦3連勝中。
――10か月ぶりの試合ですが、待ちに待った試合でしょうか?
「試合はしたかったですし、相手もハガティー選手で、戦いたかった相手なので楽しみです」
――今年9月にインスタグラムでハガティー選手との対戦希望を投稿して、こんなにすんなりこのマッチメイクが決まると思いましたか?
「決まればいいかな、みたいなかんじで、まさかこんなにスムーズにいくとは思わなかったです」
――この対戦が決定したときはどんな気持ちになりましたか?
「周りも見たいのかなって。興味がなかったら組まれないと思うので、期待値が高いのかなって思いました」
――デビューからよい具合にステップアップしてきた実感はありますか?
「はい。いいかんじに勝ててるなって思います」
――今回はタイトルマッチの実績もあるハガティーと対戦することで、モチベーションはかなり高まりましたか?
「そうですね、この間のサバス・マイケルも強かったんですけど、そこまでみんなに知られているかんじじゃなかったんで、今回のハガティーは元チャンピオンですし、世界中はもちろんなんですけど、日本の人たちもハガティーだったらわかると思うし、彼を倒せば証明できると思っているんで、モチベーションは高いです」
ONEのムエタイはオープンフィンガーグローブが使用されるが、内藤はこのグローブの戦い方は特に不安はないと話した。またオープンフィンガーの特性については、オープンフィンガーのほうが衝撃を与えられると説明し、オープンフィンガーグローブとボクシンググローブの違いについては「オープンフィンガーは守れると思っていた攻撃でもすり抜けて入ってくるので、ボクシンググローブ以上に気が抜けない」と警戒を強めた。

――ハガティーに勝利すればランキング入りは間違いないと思いますが、その上は視野に入れていますか?
「ONEと契約したときから、ずっとベルトしか見ていないんで、常に意識はしています。
ただ今回勝たないと話にならないんで、この一戦にかけています」
――今回メインで戦うことについて、なにかありますか?また周りの反響はいかがですか?
「初めてメインで戦うことを聞いたとき、ちょうど1年前はプレリミで試合をしていたので、1年でメインに選ばれたことはモチベーションも上がりますし、期待されているのかなって思います。周りからはすごい反響あって、相手がハガティーというだけでも反響があったんですけど、プラスメインってことで、ONEのメインすごいなっていうコメントは多いです」
――そういう反響はプレッシャーに感じますか?パワーになっていますか?
「全部パワーに変えられるタイプなんで、モチベーションになっています」
――コロナ禍の時期に、誰とどんな練習をしてきましたか?
「基本的にはベルウッドのプロファイターと練習したり、兄弟がいるのですが、兄と弟と3人で練習したり、いろいろ考えながら練習していました」
シンガポールで隔離生活を経験した内藤は隔離生活についても話した。
スタッフが迎えにこないと部屋から出られないようになっており、練習は予約制で、1セット45分、1日最大3セットまでとれるとのことだった。練習は連続で予約するのは難しいが内藤は練習している時間が今は一番楽しいと話した。
部屋では映画を見たり、友達と連絡をとったりして過ごしているようだが、やはり一番の気分転換は体を動かすことで、部屋でストレッチをしたりしているという。「一番の心の支えについては家族と連絡をとること」と部屋での時間の過ごしかたについても明かしていた。
食事については、ONEが用意しており、内容は減量に適したメニューで、食事には困っていない様子をうかがわせていた。
この生活について全体的に「隔離は窮屈だけど、ひとつの経験としてプラスに変えたい」と前向きにコメントした。
また、最近インスタグラムのフォロワーに外国のファンやコメント欄に英語のコメントが増えてきており、海外のファンが増えてきていることを実感していると、日本以外のことについても話が及んだ。
最後に「内藤選手のファンやONEのファンに見て欲しいところ、注目して欲しいところはどんなところですか?」との質問に「細かい打撃の攻防も見て欲しいし、今回は結果も見て欲しいです。結果で判断してほしいです」と答えオンライン囲み取材を締めくくった。
