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クレベル・コイケ インタビュー「RIZINのチャンピオンになり、日本のMMAの歴史に名前を残したい」
元KSWフェザー級王者でボンサイ柔術黒帯のクレベル・コイケが、インタビューに応じてくれた。
クレベルは日系ブラジル人。ポーランドのMMAプロモーション「KSW」の元フェザー級王者で2017年6月に王座獲得成功。ボンサイ柔術の黒帯も持ち「SHERDOG」によると、クレベルのサブミッションによる勝利は84%と、高い確率でサブミッションフィニッシュ勝利をしていることがわかる。また、クレベルはブラジリアン柔術の大会でも多数のメダルを獲得している。「RIZIN.22」で同じくボンサイ柔術のホベルト・サトシ・ソウザが勝利者マイクでクレベルを紹介し、参戦をアピールしてからはRIZIN参戦が熱望されている。
――モダン柔術とオリジナルの柔術の違いを教えていただけますか。
「それらの違いについてだけど、モダン柔術は制約があってつまらない。わたしは決着をつけるために戦う古い柔術のほうが好きだよ」
――なぜRIZINに参戦したいと思いましたか?
「なぜなら、わたしがヨーロッパでやらなくてはいけないことはすでに達成できたので、ホームで戦い、道場とわたしの生徒がよりよくなることと、スポンサーを助けたかったんだ。
そして日本で自分の仕事を披露する機会が欲しかったためだよ」
――「RIZIN.22」でサトシ選手がみんなにクレベル選手を紹介しましたよね。事前に紹介されるのを知っていましたか?
「いいえ、知らなかったよ。とてもびっくりしたよ」
――いままで様々な国、様々な場所で試合をしてきたと思いますが、一番印象に残っていることをよかったこと、悪かったこと、どんなことでもいいので聞かせていただけますか?
「よかったことで一番記憶に残っていることは、「KSW」でベルトを獲得してチャンピオンになったことだよ。最悪だったことはホテルの問題でウェイトを作れなかったことだよ」
――日本に住んでいて、一番印象に残っていることをよかったこと、悪かったこと、どんなことでもいいので聞かせていただけますか?
「日本で一番よかったことは(ブルテリアの)坂本健さん、マウリシオ・ダイ・ソウザ、マルコス・ソウザ、ホベルト・サトシ・ソウザ、三崎和雄さん、(HALEOの)デービットさんのようなわたしの人生を変えるような愛すべき人と知り合えたことだと思う。最悪なことは、まだ少し偏見に苦しんでいることだよ。でもこういうことは世界のどこであっても存在すると信じているんだ」
――目標はなんでしょうか?
「わたしの目標は家族がよりよい未来を持てるよう助けること、自分の道場をオープンさせること、RIZINのチャンピオンになることだよ」

――趣味はどんなことでしょうか?
「趣味は家族と過ごすことだよ。わたしの子供たちとわたしの両親と一緒にね」
――どのようなファイターになりたいですか?
「克服と決意の模範となる、レガシーを残すファイターになりたい」
――また、柔術の試合に出る予定はありますか?
「はい。柔術で本当に戦いたいよ。わたしは柔術で戦うことが大好きなんだ。わたしが将来柔術の試合に出ないっていうことは誰にもわからないよね」
――柔術家でもMMAファイターでも好きなファイターを教えてください。
「わたしの好きな柔術家はマルコス・ソウザとホベルト・サトシ・ソウザ。MMAだと
三崎和雄さんだよ」
――どのような理由でMMAをやっているのでしょうか?
「わたしは新しい挑戦をすることが好きだからね。それとMMAには自分の財政状況を改善する条件があるのを知っているからだよ」
――入場曲を教えてください。
「Pregador Luoの『Já Posso Suportar』を使っているよ。この音楽はとてもわたしを感動させる。試合の日はこの曲を聞くよ」
――試合でどんなことを見せたいでしょうか。
「わたしの仕事を見せたい。そして日本のMMAの歴史に自分の名前を残したいっていう意思、レガシーを築くということ、わたしの家族、生徒たち、友達たちに誇りを与えるっていう柔術の心も少し見せたいと思っている」
